クレームは宇宙からのサイン?ギフト?

お施主様やお客様からいただくクレームへの対応法や、「どうしてそんなことまで・・・」という戸惑いの声を寄せられることがあります。

 

法的な措置であるとか、現場的な対応についてはその道のプロに尋ねた方がいいでしょうが、私に寄せられるのは、そもそもどうしてこうなるのか。

宇宙の真理を知りたいということのようなので、宇宙的なクレーム対応を提案しますね。

 

 

さて、「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。

宇宙には、自分が投げかけたものが返ってくるという基本原則、そのことです。

 

愛情を周囲に投げかければ愛情が、憎しみを投げかければ憎しみが、嫉妬を投げかければ嫉妬が返ってきますが、いつどこで誰がどのように返してくるかは、わかりません。

 

同じような出来事で同じ相手に返されるなら「あぁ、あのときの」と納得しやすいですけどね。

 

 

「引き寄せの法則」は知っているから、嫌な出来事に遭遇しないよう注意を払ってる。

そんなことは知らないけれど、自分は間違ったことはしていない。

 

どういったタイプの方でも、現在最も多くの人が陥りやすい引き寄せの「罠」があります。

それは、「正しさ」への執着

 

正しいことを投げかければ、正しいことが返ってくるはずなのですが・・・・

けれどその「正しい」と自分が思っていることは、全世界全ての人が同じように正しいと思っているわけではありません。

 

パレスチナのように、何千年も前からユダヤ教徒とイスラム教徒の双方が紛争を繰り返し、お互い譲らず自分の正しさを追求し相手を罰しようとし続けた先に、和平や合意が生まれるとは思えませんよね。

 

今後何百年経とうと、同じように双方自分が正しいと主張し続ける限り、テロは繰り返され憎しみが深まるだろうことは、蚊帳の外にいる私たちには明白です。

 

当事者ではない私たちは「いいかげん我を張るのを止めればいいのに」と冷静になれますけど、当事者はなかなかねぇ。

 

これと同じように、私たちは普段の生活で「正しさ」を追求し合って傷つけ合い、それを止めることが一向にできないでいることにお気づきでしょうか。

 

○○であるべきだ

○○よりも○○のほうが良いに決まってる

○○にすべきなのにどうしてしないんだ

あんないい加減なことを言う奴は許せない

間違ったことを言う○○がいるから客が惑わされるんだ

普通○○なときは○○をするべきなのに

こうやって問題を起こす奴がいるせいで、こっちまで悪く見られるんだ

 

などと、1日を過ごす時間の中で「正しさ」を追求している割合がどれだけあるか振り返ってみると、相当な時間を費やしていることに驚くかもしれません。

 

「正しさ」を追求すれば、当然それが返ってきます。

ただし、「正しさ」は人それぞれですから、相手の主張する「正しさ」は自分にとって「間違い」ということもありえますね。

 

物理的な問題発生というレベルを越え、感情的な反応が大きくなりすぎて対処に困るようなクレームに遭遇したら、自分が「正しさ」に執着し過ぎていなかったか省みたほうがいいサインかもしれません。

 

私がこれまでに見聞きしてきた工務店や職人の中でも、物理的な不具合や技術的な問題が微塵もなかったという方は実に少ないです。

 

けれどその起こった問題から感情的な反応を引き出しおおごとになるケース、あるいは悪いクチコミを知らないところで広められるケース、藪から棒に悪人呼ばわりされ冷静に話し合いができない事態を引き起こす人に共通するのが、「正しい」ことが大好きなタイプ。

 

「正しい」ことが好きなタイプの人は、批判・比較・議論・競争が好きな人でもあります。

 

もし前述のようなサインを感じたら、批判・比較・議論・競争に費やす時間を短くしてみるところから始めてはいかがでしょうか。

 

良いと思ってしてきたことをいきなり止めるのは大変かもしれないので、少しずつ緩めていきながら身に起こることの変化を肌で感じてみてください。

 

 

「人生の難題はあなたを麻痺させるのではなく、ありのままの自分を見つける手助けをしているのである。」(バーニス・ジョンソン・リーゴン)

 

やっかいなクレームに遭遇したら「正しさ」を身にまとって自分を守ろうとするのを緩め、心を開いて自分と向き合うと、急に相手が軟化したり思わぬ解決策が出ることって多いですよ。

 

特に問題に対して直接的な働きかけをするよりも、ずっと効果的かも。

 

クレームは宇宙からあなたに向けてのサイン、あるいはギフトかもしれません。

 

起きた直後はそんな風に感じられる余裕がないでしょうが、そう感じられるようになったら、同じようなことはもう起きないでしょう。

 

「正しさ」から卒業するのはなかなか難しいけれど、卒業できるまで繰り返しなにかやっかいごとは降りかかってくるかもしれないです。

逃げ続けてしんどい思いをするか、自分と向き合い成長するか、はあなた次第。

 

「あなたが意思決定したら、宇宙が協力してくれる」(ラルフ・ワルド・エマーソン)

 

どの選択も宇宙は受け入れてくれます。

さて、どうしましょう?